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遺言執行者の出番です

3年前の夏、「このサイトを見ました。」と、遺言作成の相談があり、89歳男性の公正証書遺言作成のお手伝いをさせていただき、遺言のなかで、遺言者(遺言を書く人)が他界したときには、遺言の内容を実現させる『遺言執行者』として指名して頂きました。

 

遺言者は子どもに恵まれず、妻にも先立たれ、いわゆる独居老人という状態で、ことある毎に近くに住む遺言者の姪であるMさんが自宅を訪ね様子を伺うというような生活を長年に渡って続けておられました。

 

面会し、お話を伺うと、遺言者には姪のMさん以外にも、相続人は居られましたが、「私のことを親の様に心配してくれるMに、全ての財産を渡したい。Mが遺産を引き継ぐことで、親族間に揉め事のないようにして欲しい。」とご希望でした。

 

最初に私に連絡を下さったのは当サイトをご覧になった姪のMさんで、そのMさんは「叔父が亡くなった後、私自身が遺言があるので叔父の遺産は全て私が受け取ると皆に説明しないといけないのですか?テレビドラマのように、皆の前で遺言を読み上げてはくれないのですか?遺産を引き継ぐといっても何をすれば良いのですか?相続税は発生するのですか?」などなど…、どうやら、遺産を受け取ることをきっかけに、親族間でトラブルが生じることや、手続きの煩雑さを気にされている様子です。

 

そこで私は、遺言者が他界したときには、遺言に書かれた内容を実現させるために、予め遺言の内容に私を「遺言執行者」として指名していただくことを提案し、了承して頂きました。

 

あれから3年が経とうとする7月の末、Mさんから「叔父が危篤です」と連絡を頂き、そして、数日経った8月初旬に旅立たれました。

 

お通夜に伺い、その翌日から、預貯金などの調査と金融機関へ死亡の届出、疎遠になっている他の相続人の連絡先の調査と遺言執行者就任の連絡、自宅不動産と自宅内にある動産の確認、必要となる戸籍や除籍の収集など、遺言執行者としての仕事は山積みです。

 

先日、Mさんと市役所へ死亡に係る各種届出のために訪れた際に、Mさんにあらためて遺言執行者としての業務の範囲と、業務の流れについて説明させて頂きました。その際にMさんから「役所に同行してくれたり、煩雑な手続きをお任せできることはもちろんですが、長年音信不通だった他の相続人に対して、遺言があることや、叔父から遺産を私が全て譲り受けることを説明するのは、まるで悪いことをしているような気になり、とても気が重かったです。それをお任せできるのは本当にありがたい。」と言って頂けました。

 

幾度となく遺言執行者を引き受けていますが、遺言を作成する側はもちろん、遺産を受け取る側にも色々な心情があり、そのようなことも踏まえて遺言を書く必要があります。

 

遺言者と公証役場で遺言を作成した日の「スッとした。これで長生き出来そうや!」と言いながら笑っておられた笑顔が印象的でした。

 

来週は金融機関への書類の提出と、登記について司法書士さんと打ち合わせです。

 

遺言の作成をお考えでしたら、一度ご相談下さい。

 

 


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投稿日: 作成者: 岡澤

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